お久しぶりです。
特に書くこともないので、自分の身の回りのことを書くよ。
最近ちまちま仕事しつつ、持ち物の整理もしています。
年末年始あたりに、クローゼットに持ち物のほとんどが収まるようになりました。
正直この中にもまだまだ使っていない物があって
人って案外、少ない物で暮らしてるんだなぁっと驚いています。
時間をみつけては、ひたすら未読の本を読んでは手放してる。
本以外の物は割とすぐに手放せたんだけど
本だけはパワーと手間が必要でした。
付箋を貼ったところ等を写メで撮ると手放しやすくなる。
どうせそんなに読み返すわけじゃないし
数冊残して、もし本当に必要になったときにまた買えばいい気がしています。
不安や自信のなさの具現化でもある、シナリオの本とか絵の書き方の本も
かなり手放す事ができてきて、今とても気が楽
そんな中「この本だけは置いておきたいな…」と思った本も数冊あったので
ここで1冊紹介させてもらうぜ。
ちょうどシナリオを学ぶために神話や昔話の本を読んでいた時に見つけた本
「神話の力」
シナリオの勉強になるのはもちろん
語られている神話自体が、自分の過去や今と重なる瞬間があって
解釈を読むと更にその感覚が広がって何度も不思議な涙が出た本です。
読んだのは4年くらい前だけど
生きているとこの本を思い出す瞬間が何度かあって
不思議で、面白い気分にさせられます。
映画やドラマなんかでこんなシーンを見たことありませんか?
物語の終盤、主人公が窮地に立った時
今まで大事にしていた物だったり、こだわりだったり、武器を
手放し、窮地を脱するシーン
誰しも似たような経験あると思います。
告白するのが恥ずかしいけど、恐怖を手放して告白する、とか
優しさにつけ込んでくる人に優しさを手放し、怒ってみる、とか
かっこつけていたけど、かっこ悪くがむしゃらにやってみるとか
今、僕が持ち物や情報を手放していることも近い事だと思います。
こういう誰しもが生きていると直面する事の結晶的な物語について
とても興味深く描かれています。
神話は人間の根源的な経験や体験を濃縮し削ぎ落とし物語にしているので
国や年代を飛び越えて届くということは知っていたし
物語を読んで体験したことはあったけれど
それを一気に、俯瞰的に体験できたこの本は
自分にとって特別な本になりました。
自分の人生の嬉しい瞬間や、苦しい瞬間、何も起きない瞬間も
物語の一部のように俯瞰的にみてみると
どれも素敵な時間なのだと感じます。
動画もあるので興味がある人は見てみてね
この片付けが終わったらどうなるかわからないけど
とりあえず、この本を読み返したいなぁ。